遺産分割とは、法定相続人が遺産の具体的な分け方を決める手続きです。被相続人が死亡して遺産が遺されたとき、相続人が複数いたら誰がどういった方法で遺産を相続するのか決めなければなりません。たとえば不動産を誰が相続するのか、預貯金を誰が受け継ぐのか、代償金を払うのか、遺産を売却して現金を分けるのか、などを定める必要があります。遺産分割の方法には、主に「現物分割」「代償分割」「換価分割」の3種類があります。不動産などの遺産を相続したら、相続人全員が遺産分割に関する協議を行い、具体的な遺産分割方法を決める必要があります。