遺言執行者とは、遺言内容を実現する人です。相続人の代理人ではなく、独立した立場から遺言執行を行います。遺言で指定された不動産の登記や預貯金の解約払い戻し、遺贈や寄付などの行為を単独でできます。子どもの認知や相続人の廃除、取消は遺言執行者にしかできません。
遺言執行者を定めておくと遺言内容がスムーズに実現されやすく、相続人に負担をかけずに済むなどのメリットがあります。
遺言書によって直接選任することもできますし、遺言書で「遺言執行者を指定する人を選任する」方法もあります。死後に相続人などが家庭裁判所へ選任の請求もできます。
